夜型の人に知って欲しい! 早起きを楽にするための3つのヒント

freshly woken up young woman enjoying the morning sun rays

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あなたが「いつも真夜中すぎまで眠れず、正午くらいにようやく完全に目が覚める」タイプだとしても、それはあなただけではない。もっと言えば、夜型なのも、あなたのせいではない。

人間は生まれつき、遺伝子によって決まる「クロノタイプ」と呼ばれる睡眠パターンを持っていて、これは人によって異なるもの。夜型であることは、それがあなたのクロノタイプということ。つまり、「ライフスタイルがクロノタイプと合っていない」人もいる、ということになる。

それでも、早い時間に起床しなければならないという夜型の人たちは多くいるはず。そこで知っておいて欲しいのは、早起きは必ずしも、「苦しいものではない」ということ。以下、早起きをもう少し楽なものにするための、いくつかのヒントをご紹介。

1. 温度を変える

young woman awakening, washing and cleaning her face with splashing water unrecognisable person

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朝起きたら、まず顔と手を冷たい水で洗うこと、あるいは窓を開けて、冷えた外の空気を吸い込むこと。そう勧めるのは、睡眠を研究するカリフォルニア大学のマット・ウォーカー教授(神経科学・心理学)。

睡眠中、私たちはちょっとした冬眠状態にある。だが、急速に温度を変化させることで、脳に「目を覚ませ」との合図が送られ、循環器系にも刺激が与えられる。

急に温度を変えることは、体に軽いショックを与えることでもある。そして、それは体にとって良いことなのだそう。軽いショックによってストレスホルモンのコルチゾールが分泌され、朝の目覚めを促してくれるのだ。シャワーを浴びて、その最後に水を浴びれば、さらにはっきり目が覚めるはず。

2. 外に出る

female opens curtains at sunrise, new beginning new day

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次にすべきことは、日光を浴びること。朝早い時間の日光には、脳を刺激し、一日が始まったことを知らせるブルーライトが多く含まれている。神経科学者のクラウディア・アギーレ博士によれば、少し外を歩いたり、カーテンを開けたりすることが、体がその日の活動に向けて準備を始めることを助けてくれるそう。

外に出るのは現実的ではない、というなら、「SADランプ」を試してみてはどうだろう? SAD(季節性感情障害)の治療に使用されるこのランプは、太陽光を模した光を採用している(SADは季節の変わり目にうつ病の症状が出る疾患で、およそ15人に1人が発症するとされている)。

3. 運動する時間を変える

midsection of woman exercising in gym

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最後にもうひとつ、夜型の人たちに嬉しいお知らせがある。それは、運動するのは夜間でも、より良い睡眠に有効な可能性があるということ。これまで一般的には逆だと考えられてきたものの、研究の結果、夜間の運動によって睡眠が改善され、翌朝の目覚めも良くなると考えられるという。

前出のウォーカー教授は、「夜間に運動することで、睡眠時間が15分増えると考えられます」と述べている。 さらに嬉しいことに、新たな研究の結果によれば、就寝する2時間前までに運動することで、実際に眠りに就くまでにかかる時間が半分になり、ノンレム睡眠(より深い眠り)が20%増加するという。

つまり、体を動かしてから就寝すれば、より質の高い睡眠を得ることができ、翌朝の起床時に必要なコーヒーの量も、少なくて済む可能性があるということ!

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。

Translation: Ryoko Kiuchi From Women’s Health UK

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