鹿児島県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!

『移住支援.com』より

鹿児島県へ引っ越しや転勤、移住を考えている人は必見!鹿児島県の魅力や基本情報、おすすめの市町村などを紹介しています。それに加えて、移住支援情報や就業支援情報についても解説します。鹿児島県に興味を持っている方、移住しようと考えている方は参考にしてください。

鹿児島県ってどんなところ?

人口
1,600,000 (2020年1月1日)

鹿児島県の特徴や歴史

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(画像=『移住支援.com』より引用)

鹿児島県は九州南端に位置します。種子島や屋久島、奄美群島などいくつもの離島を有し、九州最大の面積を持つ県です。桜島をはじめ火山が多く、火山噴出物でできたシラス台地が県本土の6割を覆い、温泉がたくさんあることでも知られます。古くから人が定住した土地で、霧島には日本最古の縄文遺跡があります。

16世紀にはキリスト教や鉄砲といったヨーロッパ文化の伝来の地となるなど、近代文化を日本に広める発信地となっていきました。そして幕末、西郷隆盛や大久保利通ら、薩摩藩が先駆けとなって新しい日本を切り開いていったことはよく知られるところです。

高速道路や新幹線、空港へのアクセスの良さ

鹿児島県には、県内を結び、九州各都市との間をつなぐ複数の高速道路網があります。

また、2011年に九州新幹線鹿児島ルートが開通し、博多まで最速1時間19分、新大阪へ最速3時間45分と、他都市とのアクセスが大幅に向上しました。

空路は鹿児島空港から羽田へ2時間ほど、関西主要空港へは1時間ほどです。離島にも空港が7ヶ所あり、屋久島・奄美大島は、羽田・伊丹などとの直行便も運航されています。

その他の情報

鹿児島県といえば、広大な海岸線の先に広がる海、県のシンボル桜島、緑の濃い森林といった、雄大な自然が大きな魅力です。日本初の世界自然遺産である屋久島や、奄美諸島といった離島も多くの人を惹きつけます。

火山の恩恵を受けて温泉が豊富で、町の銭湯が温泉であることも珍しくありません。鹿児島県の気候は、県域が南北約600kmに長いため、温帯・亜熱帯・冷温帯と3つの区分にまたがっています。

温暖なイメージがありますが、北部では冬の平均気温が氷点下になり、大陸からの寒気を受けやすいことから鹿児島市内でも積雪が見られることがあります。夏は温暖で日照・降水ともに多く、台風も多く上陸します。

鹿児島県の移住支援・就業支援制度

鹿児島県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!

(画像=『移住支援.com』より引用)

鹿児島県では、移住や就業に関して支援金制度があります。空き家バンクなど住まいのサポートも各市町村で用意されています。

移住支援金制度

東京圏から対象の市町村に移住し、所定の条件で就業・起業した人に対する支援金制度です。転入の直前1年間に連続かつ10年間のうち通算5年以上、東京23区に在住または通勤していた人が対象となります。

就業要件は県が運営するマッチングサイトの求人への就業、また自らの意志で移住しテレワークで元の業務を引き続き行う場合などです。単身の場合60万円、2人以上世帯の場合100万円が支給されます。

事業後継者への支援金

鹿児島県では農業が主要産業となっており、次世代の担い手確保は重要な課題です。そこで、農林魚業への新規就業や事業後継に対する支援制度が各市町村で行われています。

内容は研修の実施、就業祝い金や研修費用の支給などがあります。その他、経営が安定するまで一定期間受け取れる支援金や、無利子の資金借り入れなどさまざまな制度がありますので、就農を予定している場合は漏らさず活用したいところです。

また、新規就農の支援制度や市町村の受け入れ状況などの情報提供を行うアドバイザーが県庁に設けられています。

空き家バンク

空き家情報を募り利用希望者に情報提供する空き家バンク制度を、県内の多くの市町村が設けています。県の下記webページに空き家バンク制度のある市町村へリンク一覧があります。

その他、住宅取得費用や改修費用の補助、宅地の分譲や斡旋など、住宅に関するさまざまな支援制度が市町村で設けられています。

鹿児島県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!

『移住支援.com』より

鹿児島県の子育て環境

鹿児島県に移住したい!どこの市町村がおすすめ?移住や就業支援の制度などを調査!

(画像=『移住支援.com』より引用)

子育ての地として、温暖で自然いっぱいの鹿児島県を魅力的に感じる人は多いでしょう。鹿児島県の子育て環境で特筆すべきは、出生率が高い自治体が多い点です。

中でも徳之島にある伊仙町や徳之島町は、合計特殊出生率が全国平均の2倍以上と、子宝の町として知られます。また平均通勤時間が30分未満の人が7割を超えるなど、余暇がしっかりあり、家族との時間を確保しやすいことも窺えます。

鹿児島県で住むならどこがいい?

鹿児島県は県域が広大なエリアに渡るため、地勢や文化は町によって大きく異なります。その中でも暮らしに便利な市町村をピックアップして紹介します。

鹿児島市の周辺に住むなら

鹿児島県の県庁所在地は県中部に位置する鹿児島市です。人口1,580,460人(2021年6月1日時点)で、県人口のおよそ1/3が集中しています。

目の前の鹿児島湾に桜島がそびえ立つ様は「東洋のナポリ」とも称され、観光客も多く訪れます。中心部には大きな繁華街があり利便性に優れる一方、森林率は50%を超え、整備された大きな公園がいくつもあるなど、緑も豊かな環境です。

独立性の高い一大都市圏を形成し、姶良市・日置市・南さつま市・枕崎市が10%通勤圏に含まれます。鹿児島市では、移住・定住促進として移住体験ツアーや農家民泊などに取り組んでいます。

住宅改修への助成金制度があり、県外からの移住者や空き家活用のためのリフォームについては助成額の上乗せがあります。また市営住宅には現在市街に居住している人も申し込むことができます。

姶良市

姶良市は鹿児島湾の奥側に位置する市で、隣り合う鹿児島市のベッドタウンとして発展しました。平坦な土地に住宅地や郊外型の商業施設が建ち並ぶ一方、山々や干潟の自然に囲まれたバランスのよさが感じられます。

鹿児島空港へ車で20分程度、鉄道や高速道路も通り交通の利便性も優れています。空き家バンク制度が設けられており、リフォームや家財道具撤去などに対する補助もあります。また市内特定地区を対象として、住宅取得・増改築・家賃・引越し費用などを助成する「姶良市ふるさと移住定住促進事業」が行われています。

南さつま市

南さつま市は薩摩半島南西部、南シナ海に面する位置にあります。美しいリアス式海岸や日本最大砂丘に数えられる吹上浜といった海辺の環境を有し、マリンスポーツも盛んです。

市が定める土地を購入し住宅を新築した場合に交付される「移住定住促進補助金」が設けられており、移住者は基本額100万円に加え、区域や世帯構成などにより加算されます。空き家バンクや市営住宅なども住まい探しに役立つでしょう。また農業や漁業に新規就業する人への支援策が手厚く設けられています。

奄美市

鹿児島県と沖縄県のちょうど中間辺りに浮かぶ奄美大島。奄美市は鹿児島県に数多くある離島の中で最大の自治体です。亜熱帯海洋性気候の南国風情、希少な動植物が息づく原生林、島唄や八月踊りといった文化など、他にはない特有の魅力に心惹かれる人も多いでしょう。

保育園から高校までの教育機関や複数の総合病院、チェーン店や大型スーパーなど、離島でありながら生活の便が整っています。

空き家バンクや定住促進住宅の整備といった住まいの支援、農業後継者への研修や漁業従事者への奨励金などが設けられています。

出水市

出水市は県の北西部、八代海(不知火海)に面し肥沃な平野の広がる地域です。世界的なツルの越冬地として国の天然記念物に指定されるなど、四季折々の自然に囲まれています。

九州新幹線の停車駅があり、鹿児島空港、阿蘇熊本空港の双方に1時間半程度というアクセスのよさを誇ります。定住促進事業として住宅取得補助金があり、子育て世帯や対象の自治会加入は加算の対象になります。

また市外への通勤に対し通勤補助金の制度が設けられています。子供の医療費について高校卒業まで自己負担分が助成される点も嬉しいですね。

霧島市

霧島市は県本土のほぼ中央に位置し、鹿児島市に次ぐ県内2位の人口を有します。鹿児島空港の立地市であり、高速道路や鉄道駅も充実している、交通に優れた立地です。

日本初の国立公園であり日本ジオパークにも認定された霧島山、錦江湾に浮かぶ桜島と、風光明媚な景色に囲まれています。シラス台地が濾過してできる綺麗な地下水や、多種多様な温泉郡が暮らしに豊かな潤いをもたらしています。

定住促進の取り組みとして、空き家バンクの他、住宅取得や増改築への補助金、分譲地の販売や購入特典などが設けられています。

まとめ

日本本土の南の玄関口として、歴史的・産業的に大きな役割を果たしてきた鹿児島県。九州新幹線の開通により県内外の交通の便がさらに高まりました。都市部を中心に、医療や商業施設など日常の利便性の面でも充実しています。

海や火山がもたらす雄大な景観、綺麗な水や美味しい食べ物、温泉などの恵みは暮らしを豊かに彩ってくれるでしょう。温暖でのびのびとできる環境で定住・子育てしたい人にとって、鹿児島暮らしは魅力的な選択肢となるのではないでしょうか。

提供・移住支援.com

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