最も遅いお田植え祭り 4年ぶりにぎわう 棒踊り復活、豊作祈願 川辺・飯倉神社

神田前で豊作祈願の棒踊りを披露する踊り手=2日、南九州市川辺町宮

 神田前で豊作祈願の棒踊りを披露する踊り手=2日、南九州市川辺町宮

苗を植える早乙女=2日、南九州市川辺町宮

 苗を植える早乙女=2日、南九州市川辺町宮

 鹿児島県南九州市川辺町宮の飯倉神社で2日、県内で最も遅い時期に行われるお田植え祭りがあった。新型コロナウイルス感染対策の緩和で4年ぶりにご神幸行列や棒踊りの奉納があり、大勢の見物客でにぎわった。
 奉納は地元三つの自治会の輪番で行われ、今回は6年ぶりの松崎自治会。神事の後、境内で保存会の踊り手12人が棒踊りを披露し、面をつけた猿田彦の先導で近くの神田に移動した。田の神のより代とされるエノキに祈りをささげ、5人の早乙女が苗を植えた後、再び踊り手が軽快に踊った。
 有村一洋自治会長(68)は「ずいぶん間が空いて踊り手集めに苦労したが、無事役目を果たせてよかった」と話した。

コメント