木造駅舎で春の競演 JR大隅横川駅、嘉例川駅にひな飾り 鹿児島

特大の石びなが迎えてくれる大隅横川駅=2024年2月28日午後0時33分、鹿児島県霧島市で宝満志郎撮影

特大の石びなが迎えてくれる大隅横川駅=2024年2月28日午後0時33分、鹿児島県霧島市で宝満志郎撮影

 鹿児島県霧島市にあるJR肥薩線の大隅横川駅で、地元住民らが手作りしたひな飾りが展示されている。明治期に開業した趣ある木造駅舎で、華やかな春の競演が楽しめる。

 駅舎内には石やだるま、ひょうたん、ちりめんなどを使った多彩な創作びなを展示。「≒90(アラナイン)飾り雛(びな)」と名付けられた93歳と88歳の女性による共作も並ぶ。高い天井からは「さげもん」と呼ばれる美しいつるし飾りも彩りを添える。

嘉例川駅に展示されている七段飾り=2024年2月28日午後1時30分、鹿児島県霧島市で宝満志郎撮影

嘉例川駅に展示されている七段飾り=2024年2月28日午後1時30分、鹿児島県霧島市で宝満志郎撮影

 また、肥薩線の嘉例川駅(同市)では住民らから寄付を受けた豪華な7段飾りなどを展示中。3月10日には琴の演奏(午前10時、午後1時半)もある。両駅とも展示は同31日まで。【宝満志郎】

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