本土最南端の国産ウイスキー工場完成 薩摩酒造が3年後の出荷目指す

image
image
image

鹿児島県枕崎市に本社がある薩摩酒造がウイスキー市場に参入することになり、新たな製造工場が完成しました。
完成したのは、およそ10億円かけて建設された薩摩酒造・火の神蒸溜所モルトウイスキー製造工場です。竣工式で本坊愛一郎社長は、「本土最南端で製造するウイスキーの味や香りを楽しみにしてほしい」と抱負を述べました。
若者の酒離れもあり、焼酎市場が縮小傾向にある中でも伸びている国産ウイスキー市場に参入しようと、薩摩酒造は3年前に計画をスタート。先月から麦芽のみを使ったモルトウイスキーの製造を始め、年内には、とうもろこしなどを原料としたグレーンウイスキーの製造も始めます。
(記者)「樽には蒸留されたばかりのウイスキーの原液が入っています。3年間貯蔵されウイスキーが出来上がります」
40年以上前から販売している麦焼酎などを樽に貯蔵した商品の技術を、ウイスキーづくりにも生かしたい考えです。
(薩摩酒造 本坊直也取締役)「挑戦者として貪欲に可能性を追求し続けることが必要」
薩摩酒造は3年後にウイスキー「火の神」を本格的に出荷し、初年度は3億円の売上を見込んでいます。

コメント