総重量20キロ、でも…飛び跳ねる 日置市吹上で伊作太鼓踊り

長い矢旗を背負い勇壮に舞う伊作太鼓踊り=28日、日置市吹上の南方神社

 長い矢旗を背負い勇壮に舞う伊作太鼓踊り=28日、日置市吹上の南方神社

踊りながら境内を出る踊り手たち=28日、日置市吹上の南方神社

 踊りながら境内を出る踊り手たち=28日、日置市吹上の南方神社

矢旗を揺らして勇壮に舞う踊り手たち=28日、日置市吹上の南方神社

 矢旗を揺らして勇壮に舞う踊り手たち=28日、日置市吹上の南方神社

 鹿児島県日置市吹上に伝わる県無形民俗文化財の伊作太鼓踊りが28日、南方神社に奉納された。背中に立てた高さ約2メートルの矢旗を大きく揺らす勇壮な踊りを、多くの観客が見守った。
 踊り手は平打ち22人と小太鼓などの中打ち4人の26人。かねの音に合わせて太鼓を鳴らし、跳びはねて矢旗をしならせた。その後は総重量約20キロの太鼓や矢旗を身に付けたまま移動し、神社や公民館などで披露した。29日まで30カ所以上で舞う。
 6地区の保存会が毎年交代で奉納。新型コロナウイルスの影響による中止を挟み、今年は入来が8年ぶりに担当した。西園賢一郎さん(47)は、息子の一煌(いつき)さん=れいめい高1年、陸皇(むつき)君=伊作小4年=の3人で参加。「3人で踊れるのはうれしい。子どもたちは初めてで、体力が心配だけど頑張ってくれるかな」と語った。

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