霧島神宮が国宝に指定

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鹿児島 2022.02.09 13:05

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 霧島市の霧島神宮が9日、「国宝」に指定された。県内の建造物が国宝となるのは初めて。
 国宝に指定されたのは、霧島神宮の社殿の一番奥で神を祀る本殿と正式な参拝などの際に入れる拝殿、そして2つを繋ぐ幣殿。いずれも建物の質が高く、彫刻や絵画などの豪華な装飾が施され近世の建築装飾技術の集大成といえること。東アジアで多く見られ日本では南九州に伝わる「龍柱」も東アジアとの繋がりを表す文化史的な意義が深いと評価され、去年11月、国の文化審議会が文部科学大臣に国宝に指定するよう答申していた。
 国宝への指定は県内では照国神社の太刀銘「国宗」に続く2件目。建造物としては初めて。
 また、これまで県の指定文化財だった霧島市の鹿児島神宮も国の重要文化財に指定された。
 霧島市の中重市長は「両神宮の建物の歴史的価値が認められ、指定となったことを大変喜ばしく思っている。今回の指定をきっかけに多くの方に両神宮のすばらしさをじかに見ていただきたい」とコメントしている。

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