馬毛島遺跡発掘調査を実施へ 期間は7月1日まで 遺跡周辺では工事中断も

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アメリカ軍の訓練移転が計画され、自衛隊基地の整備が進む鹿児島県西之表市・馬毛島で、旧石器時代の遺跡の発掘調査が行われることになりました。今後、調査が行われる間は遺跡周辺での工事は中断されることになります。
馬毛島では、去年10月に滑走路や駐機場の整備が予定されている島の中央部で3万年以上前のものとみられる石器などが見つかり、県教育委員会は先月30日付けで防衛省に対し、発掘調査を行うよう勧告しました。
島では今年1月から基地工事が行われていて、県教委と防衛省による協議の結果、島で遺跡の発掘調査を行い、調査中は遺跡周辺の工事を中断することが決まったということです。
発掘調査期間は4月17日から7月1日までと設定されましたが、いつからどのくらいの間、調査するかはまだ具体的には決まっていません。
県教委は2人の専門職員を含めたおよそ50人の作業員の宿泊先や、重機などが確保でき次第、始めたいとしています。
天候不良などにより調査に時間がかかれば、7月1日までの発掘調査期間が延長される可能性もあるということです。

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