高さ7メートル、奇妙な形の岩はどうして造られた? 論戦は朝まで続き…「夜明かし岩」と名が付いた 寄り添う2人のようで“別名”も

堀川沿いにある「夜明かし岩」。寄り添う夫婦のようにも見える=日置市吹上町和田

 堀川沿いにある「夜明かし岩」。寄り添う夫婦のようにも見える=日置市吹上町和田

【地図】夜明かし岩(夫婦岩)の場所はこちら

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■夜明かし岩(夫婦岩)鹿児島県日置市吹上町和田
 日置市吹上の和田小学校から市道和田平鹿倉線を東へ2キロほど進む。堀川に架かる春屋橋の手前右手に、奇妙な形をした高さ7メートルほどの大きな岩がそびえる。
 案内板には「昔2人の旅人が野宿したとき、目の前の奇岩について『自然にしてはできすぎている。誰かが造ったのだろう』『いや、神様がお造りになったに違いない』と意見を出し合ううちに眠れなくなり、夜が明けてしまった。その話を聞いた村人が『夜明かし岩』と名付けた」とある。
 岩がある上和田自治会の会長で和田地区公民館長も務める山之内修さん(68)によると、2005年ごろに地域の埋もれた文化財を整理するため、古老の話として看板を設置した。寄り添う2人の人間のようにも見えることから「夫婦(めおと)岩」と呼んでいた住民も多く、名称を併記した。
 山之内さんは「右上部の丸い岩は本体とは別で、挟まっているだけのように見える。微妙なバランス

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