鹿児島女子高校 太平洋戦争の空襲で犠牲になった生徒の慰霊式

image
image

image
image
太平洋戦争の空襲で13人の生徒が犠牲になった鹿児島市の鹿児島女子高校で14日朝、慰霊式が行われました。
慰霊式は生徒約700人が参加し、学校の体育館で行われました。
鹿児島女子高校では前身の鹿児島市立女子興業学校時代の1945(昭和20)年6月17日、太平洋戦争の空襲で13人の生徒が犠牲となりました。
学校では毎年この時期に同窓会が中心となって行っていた慰霊祭を、2019年から慰霊式という学校行事として引き継ぎました。
式では、当時生徒として空襲を体験した別府典子(べっぷふみこ)さんの話が音声で流されたほか、生徒の代表が遺族の手記を読み上げました。
生徒が読み上げた遺族の手記
「目にしたものは、息も絶え絶えに全身焼けただれた妹の姿でした」
当時を物語る生々しい話の数々に生徒たちは真剣な表情で耳を傾けていました。
出席した生徒は「(体験者の話を)聞くだけでも悲惨なので、実際に体験した人は、もっと悲しい思いをしたと思う」と話していました。

コメント