鹿児島市内のシェアサイクル「かごりん」が電動アシスト付きに!手続きも専用アプリで

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鹿児島市内で自転車を借りることができるサービス「かごりん」がリニューアルです。すべての自転車に電動アシストが付き、現金も不要になるなど便利になり、24日、記念のセレモニーが開かれました。
車体のカラーは緑から赤へ。そして、すべての自転車が電動アシスト付きとなったかごりん。24日、鹿児島市のみなと大通り公園で開かれたセレモニーでお披露目されました。
レンタサイクルのかごりんは、温室効果ガスの削減や観光客・市民の回遊性向上を目的に鹿児島市が2015年から始めたサービスで、これまでの利用回数は約129万6000回に上ります。
新しく電動アシスト付きとなったかごりんは、鹿児島市内の27のポートに200台あまりが配備され、充電が満タンなら約65kmの走行が可能だということです。
寺師裕人記者
「新しいかごりんは、スマートフォンの専用アプリを使って表示されたQRコードを読み取ると鍵が開き、利用できます」
これまでは、ポートの横に置かれた専用機で行っていたレンタルの手続き。
新しいかごりんは、貸し出し・返却・利用料金の支払いなどの手続きを全てスマートフォンの専用アプリで行います。
かごりんを借りる時は、アプリで借りたい自転車を「予約」。そして、自転車に備え付けられた端末のQRコードをスマホで読み込むとレンタルができます。
専用のアプリでは、事前に決済に使うクレジットカードを登録するので、現金は必要ありません。
料金は30分165円の1回会員や、1カ月1980円の月額会員などのプランがあるということです。
今回のリニューアルで利便性が上がった、かごりん。鹿児島市は、多くの観光客や市民の利用が増えることに期待を寄せています。
鹿児島市環境政策課・平原陽子課長
「通勤やお出かけや観光などにも便利、快適に利用できるので、どんどん使ってもらいたい」
24日の正午から運用が始まった新しいかごりん。取材した記者も、早速、新しいかごりんを体験してみました。
寺師裕人記者
「電動アシストがついているので軽いですね!」
また、JR鹿児島中央駅前のポートでは、リニューアルを待ちわびていた利用者の姿もありました。
かごりん利用者
「すごく便利です。甲南通りのあたりが坂になっているので(電動アシストで)楽だった。(支払いに)小銭を使っていたが手間が省けるのはいいと思った」
ところで、4月1日から自転車に乗る際、ヘルメットの着用がすべての年代で努力義務となっています。
鹿児島市は雨や灰対策、使用後の消毒など、衛生面の観点からヘルメットの貸し出しの課題について整理している段階で、現時点では利用者個人での準備を呼びかけているということです。
鹿児島市環境政策課・平原陽子課長
「皆さんに快適にヘルメットを利用してもらうためには、衛生面や、サイズの面など、今後考えていくところになると思います」

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