鹿児島県喜界島にある世界最大級の「おおどがぶー」とは!? 島グルメや観光スポットも堪能!

5月6日(金)放送の『沸騰ワード10』は、鹿児島県の喜界島を特集。
日本には416の有人島が存在するが、これまで番組では「沸騰島」と称し、ガイドブックに載っていない摩訶不思議な島を取り上げてきた。
今回調査するのは、東京から約1,200km離れた奄美群島にある鹿児島県の喜界島。


喜界島の人口は約7,000人で、昨年の島への来島者数は3万人以上。口コミによると、「美しいサンゴが織りなす海の楽園」「一度は訪れたい秘境グルメの島」という。

羽田空港から鹿児島へ行き、フェリーに乗り換え。1日1本の夕方5時半発の便に乗り、11時間かけて早朝の喜界島へ到着!

要チェック!喜界島の観光スポット
まずは、島の全貌を見渡せる高台へ。

喜界島は10万年前のサンゴ礁の隆起により生まれた島で、年間2mm隆起し続け、そのスピードは世界トップレベルと地質学的にも珍しい場所だそう。

島の北側にはサトウキビ畑が広がり、2kmにも及ぶ一本道が。通称「シュガーロード」と言われ、島の名物スポットになっているという。


沿岸部には、天然のリーフでできたビーチもそこかしこに点在。

海沿いを散策していると、現地の高校生が面白いことを教えてくれるという!

おもむろに海へ向かって石を投げ始める高校生たち。


すると…なんと浅瀬にウミガメを発見!

もともと島民がさばいた魚のアラを投げていたところ、それに味をしめたウミガメが、石を投げると水の音を食べ物と勘違いして寄ってくるそう。

さらに、喜界島にはこんな日本最大級の生物も。

羽を広げると15cmにもなる日本最大級の蝶「オオゴマダラ」。白と黒の模様とヒラヒラと羽ばたく様子が、新聞紙が舞っているように見えることから別名「新聞蝶」と呼ばれるそう。

春から夏にかけて多く飛び交い、速度制限の看板にも、ぶつからないように蝶のマークが描かれている。

グルメ事情を調査!
続いては、喜界島の島グルメをご紹介。
漁業が盛んな喜界島では、特大サイズの夜行貝が漁れるそう。しかも、1kg2,500円(番組調べ)で取引きされる高級品!

コリコリとした食感で甘味が強く、刺し身はもちろん、こうじ味噌と一緒に炒めた漁師メシは島の名物料理だという。


また今が旬なのが、脂が乗っておいしい「コショウダイ」。

島でも滅多に捕れない魚だというが、ちょうどバーベキューをしていた地元の方々が調理しているところに遭遇。喜界島の塩をふりかけ、そのまま丸焼きに。子どもたちの大好物。

さらに、地元のお母さんのご厚意で、孫と友人の食事会にもお邪魔することに。
まずいただいたのは、島民が愛するソウルフード「油そうめん」。

パプリカや豚肉などをごま油で炒め、茹でたそうめんを投入し、しょうゆと一緒にさっと絡ませたシンプルな一品。

「うま!ごま油のほんのり香りがパンチ効いてておいしいですね!これペロッといけちゃう!」と当番組のディレクターも絶賛。
続いていただいたのは、喜界島の郷土料理「たまごおにぎり」。

フライパンで卵を薄く焼き、おにぎりを巻き、それをさらにオオハギの「はさー」(島の方言で葉っぱ)で巻いて出来上がり。


昔、島では海苔が高級品だったため薄焼き卵を海苔代わりにして、葉っぱをラップフィルム代わりにしておにぎりを作っていたという。

ディレクターも「たまごがおかず代わりになって、よりいいですね、これ。おいしい!」と大満足。

「キカイブルー」と呼ばれる海
島の周りはコバルトブルーの海が広がり、その透き通った青さから別名「キカイブルー」とも呼ばれる。

そんな喜界島で今ブームになっているというのが、3万年前の古代船「草船」。

なんと材料は、島のススキ。石灰岩の土壌ゆえ伐採できる木が育たなかった喜界島は、木の代わりにススキを使ったそう。2m以上に成長するススキを乾燥させ、丸太がわりにして舟を作っていたという説が。

さっそく、子どもたちと一緒に舟に乗り出港!

透き通る海で風を感じながら草舟を堪能した。


続いては船に乗って沖の方へ。途中、なんとクジラの群れに遭遇!


現れたのはザトウクジラ。遥か北の海からやってきて、春までの間、この喜界島周辺の海域で出産と子育てを行うという。
最後は島内で話題のスポットだという「おおどがぶー」を目指すことに。地元民も「超ワイルドっす!」「そう簡単には見にいけないです!」と話す「おおどがぶー」。
正体不明の「おおどがぶー」を探すべく、さっそくキカイブルーの海の中へダイブ!
色とりどりの魚たちを横目に、静寂な海底洞窟をくぐりぬけ、海底に姿を表したのは…


塊状の巨大なサンゴ!

「おおどがぶー」とは大きいコブのことで、サンゴは「ハマサンゴ」という種類とのこと。

ハマサンゴは1年でわずか1.5cmしか大きくならず、一般的には1mほどにしかならないというが、こちらは直径4mで高さ5m。世界最大級を誇り、推定はなんと444年と世界的にも長寿な個体だそう。

話題沸騰中の鹿児島県・喜界島。ぜひ一度訪れてみてはいかが?

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