カンヒザクラが開花 昨年より3日早く宣言 奄美大島・龍郷

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開花したカンヒザクラに集まる野鳥=2024年1月22日午前10時55分、鹿児島県龍郷町の奄美自然観察の森、神田和明撮影

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開花したカンヒザクラ=2024年1月22日午前10時22分、鹿児島県龍郷町、神田和明撮影

奄美大島鹿児島県)でカンヒザクラが開花し、うつむいたように咲くピンクの花が寒風に揺れている。島ではヒカンザクラとも呼ばれ、名所がある龍郷町は22日に開花宣言をした。2月中旬が見ごろのピークという。

 島が最も冷え込む時期に開花する。この冬は比較的暖かな日が多く、やや開花が遅れたが、昨年より3日早い開花宣言だった。

 周辺も含めると約千本が植樹されている同町の奄美自然観察の森では、すでにほぼ満開に咲き誇る木もあり、花に誘われるように野鳥が姿を見せている。

 宣言を発表した町地域おこし協力隊の川崎光緑さんは花見への来訪を呼びかけ、「桜の開花のような明るいニュースが北上しますように」と話した。(奄美通信員・神田和明)

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