2500人が熱狂した 徳之島で「最強牛決定戦」、黒龍王と大蓮が激突

相手牛の激しい突きを半身となって受け流す黒龍王(左)=3日、伊仙町の「徳之島なくさみ館」

 相手牛の激しい突きを半身となって受け流す黒龍王(左)=3日、伊仙町の「徳之島なくさみ館」

満員となった闘牛場で、熱いまなざしを向ける観客=3日午後、伊仙町の「徳之島なくさみ館」

 満員となった闘牛場で、熱いまなざしを向ける観客=3日午後、伊仙町の「徳之島なくさみ館」

デビュー戦では、角合わせをせずに相手牛の背中の乗ろうとする闘牛も=3日午後、伊仙町の「徳之島なくさみ館」

 デビュー戦では、角合わせをせずに相手牛の背中の乗ろうとする闘牛も=3日午後、伊仙町の「徳之島なくさみ館」

 徳之島伝統の闘牛大会が3日、鹿児島県伊仙町の「徳之島なくさみ館」であった。土煙を上げて角を激しくぶつけ合う姿に、島民や正月休みの帰省客ら約2500人が熱狂した。
 今大会は、横綱牛「威風神威」が昨年10月に沖縄へ移籍したことで、横綱の防衛戦である「全島一優勝旗争奪戦」を中止。代わりに新たな最強牛を決める「全島一決定戦」を実施した。
 徳之島闘牛連合会推薦の「黒龍王」=牛主、永島繁巳さん=と「大蓮」=牛主、豊島牛舎&必勝会=が対戦。4分57秒の激闘の末、大蓮が戦意を喪失して逃げ、黒龍王が島内最強の「全島一」となった。
 久しぶりに観戦したという天城町岡前の澤時子さん(70)は「すごい迫力」と笑顔だった。

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