3年ぶりに国際線再開 鹿児島空港

写真・図版

鹿児島空港国際線ターミナルビルでは韓国からの観光客をかごしまPRキャラクター「ぐりぶー」も出迎えた=2023年1月12日、鹿児島県霧島市、仙崎信一撮影

写真・図版

鹿児島空港国際線ターミナルビルでは関係者らが韓国からの観光客を拍手で出迎えた=2023年1月12日、鹿児島県霧島市、仙崎信一撮影

写真・図版

鹿児島空港に到着した大韓航空のチャーター機=2023年1月12日、鹿児島県霧島市、仙崎信一撮影

 2020年3月から運休になっていた鹿児島空港霧島市)の国際線が12日に再開され、韓国からのチャーター便が到着した。増改築された新しい国際線ターミナルビルに初めて海外客を迎え入れた。

 約3年ぶりの運航第1便は韓国・仁川発の大韓航空のチャーター機。観光客166人を乗せて、12日午前10時50分ごろに到着した。

 国際線ターミナルビルの到着口では法被姿の観光関係者やキャラクターが出迎えた。韓国からの観光客を拍手で歓迎し、お茶やかつお節、韓国語の観光パンフレットが入った手提げバッグを渡した。

 大韓航空の李碩雨(イソグ)・日本地域本部長によると、観光客は指宿市鹿児島市、霧島市などに泊まり、ゴルフや温泉を楽しむ人が多いという。鹿児島往復のチャーター便は釜山発を含め、当面は3月1日までの運航を予定しているが、人気があるため延長も考えているという。

 県の西正智・地域政策統括監は「3年ぶりに海外からお客さまを迎えることができて喜ばしい。定期路線の早期再開をめざしたい」と話した。

 国際線ターミナルビルは外国人旅行者の急増に対応するため、19年4月から増改築工事を始め、20年7月に完成。その後、コロナ禍に伴う航路の運休で使われていなかった。(仙崎信一)

コメント