32年連続下落も下落幅は縮小…地価調査結果 鹿児島市は上昇の動きも

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 土地を売買する際の価格の基準となる地価が発表され、県内は全体でみると、32年連続の下落となりました。ただ下落幅は縮小傾向にあり、鹿児島市の住宅地や商業地ではプラスに転じる動きも見られます。
 県全体の1平方メートルあたりの平均価格は4万1400円で、32年連続の下落となりました。下落幅は1.2%と縮小しています。商業地の最高価格は鹿児島市東千石町14番3の1平方メートルあたり102万円。住宅地の最高価格は、鹿児島市上荒田町17番5の24万6000円でした。
 上昇率が最も大きかったのは鹿児島市吉野町3355番226ほかで、4.8%伸びています。区画整理で新興住宅地が増え利便性が高まったことに加え、建築資材などの価格高騰が続く影響で比較的安価な郊外の土地のかけこみ需要が見られるということです。
 鹿児島市に限ると住宅地は4年ぶりにプラス変動に転じ、商用地も2年連続のプラス変動。市街地の再開発が進み需要が堅調だということです。
 一方、西之表市鴨女町の商用地が28年ぶりに2.5%のプラス変動に転じました。馬毛島で整備が進む自衛隊基地の工事関係者が千人規模で来島したことが影響しているとみられるということです。

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