安納いもの形や色を見て回る審査員=24日、中種子町中央公民館
伝統的な農産物・食品を知的財産として守る地理的表示(GI)保護制度に3月登録された「種子島安納いも」の品評会が24日、鹿児島県中種子町であった。35点が出品され、形のよさ、実や皮の色を競った。
種子島3市町などでつくる安納いもブランド推進本部が、品質格差の解消やブランド力の強化を目的に開いており、各市町の農業担当者らが審査する。サツマイモ基腐(もとぐされ)病対策についての意見交換もあった。
同町で安納いもを育てて約15年の砂坂展恵さん(57)は、昨年に続いて金賞を獲得。「糖度も高く、いい商品を安定して収穫できるようになった」。畑の土づくりや排水対策といった基本の徹底が、好成績の秘訣(ひけつ)という。
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