「マグロのまち」3年ぶりに沸く 串木野新港にキハダ25トン水揚げ

運搬船から陸に移されるキハダマグロ=17日、いちき串木野市の串木野新港

 運搬船から陸に移されるキハダマグロ=17日、いちき串木野市の串木野新港

(別カット)運搬船から陸に移されるキハダマグロ=17日、いちき串木野市の串木野新港

 (別カット)運搬船から陸に移されるキハダマグロ=17日、いちき串木野市の串木野新港

 鹿児島県いちき串木野市の串木野新港に17日、マグロが2019年11月以来3年4カ月ぶりに水揚げされた。多くの市民らが港を訪れ、久々の活気ある風景を喜んだ。
 同日の水揚げは、市内の「串木野まぐろ」所属の第二十八松福丸(453トン)がアフリカ・モザンビーク沖で取ったキハダマグロ約25トンで、1匹40~50キロが中心。運搬船からクレーンで陸上に移すと、作業員が手かぎで次々と輸送トラックに積み込んだ。
 市内の遠洋マグロ漁船は24隻。新型コロナウイルス禍で近年は地元の水揚げがなかった。港ではセレモニーがあり、市まぐろ漁業母港基地化推進協議会会長の中屋謙治市長は「マグロのまちを掲げており、地元での水揚げが一番の活気につながる」と歓迎した。
 串木野まぐろの上夷和輝常務執行役員(53)は「コロナ収束後は、水揚げの機会を増やしたい。最高の味を県内外の方に食べてほしい」とPRした。
 4月8日から同市の「薩摩串木野まぐろの館」で販売する。

コメント