「四代目小桜一家」指定暴力団に再指定 鹿児島県公安委、11回目

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 鹿児島県警の捜査員らが家宅捜索する指定暴力団四代目小桜一家の本部事務所=6月21日、鹿児島市甲突町

 鹿児島県公安委員会(鑪野孝清委員長)は25日、暴力団対策法に基づき、鹿児島市甲突町の「四代目小桜一家」(平岡喜榮総長)を指定暴力団に再指定し、官報で公示した。1992年の同法施行以来、指定は11回目。効力は27日から3年間。公共事業に関する不当要求や用心棒代など27項目の暴力的要求行為などが禁止される。
 県警組織犯罪対策課によると、2019年7月の10回目指定から今年6月末までに、同法に基づく不当贈与要求などの中止命令を4件出したほか、傷害や恐喝などで構成員延べ21人を摘発した。構成員は現在約50人で前回指定時より10人減っている。準構成員を含む勢力は約80人。

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