「屋久島住民避難」で図上訓練 武力攻撃想定、鹿児島

「武力攻撃予測事態」下での、離島の住民避難を想定した図上訓練=18日午前、鹿児島県庁

 鹿児島県などは18日、他国からの武力攻撃を想定し、離島の屋久島町の住民を九州本土に避難させる図上訓練を県庁で実施した。内閣官房や総務省消防庁など約40の機関が参加。国民保護法に基づくもので、避難手段などに関して意見交換し、課題を共有するのが狙い。

 県によると、訓練は他国による武力攻撃の可能性がある「武力攻撃予測事態」の認定を政府が検討する状況下で、住民を事前に避難させるとの想定。避難には航空機や高速船を活用するため、18日の訓練では高齢者や病人を優先することを確認した。

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