「最後」の国体 鹿児島大会、11日間の幕閉じる 閉会式 佳子さまが東京都に天皇・皇后杯授与 鹿児島は2位 佐賀・国スポへ「バトン」

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 閉会式で入場する鹿児島県選手団=鹿児島市の白波スタジアム

閉会式が開かれる白波スタジアム。桜島が噴煙を上げる=鹿児島市

 閉会式が開かれる白波スタジアム。桜島が噴煙を上げる=鹿児島市

特別国民体育大会「燃ゆる感動 かごしま国体」(鹿児島国体)は17日、鹿児島市の白波スタジアムで総合閉会式を開いた。初の鹿児島入りとなった秋篠宮家次女の佳子さまが臨席され、男女総合成績(天皇杯)、女子総合成績(皇后杯)を優勝した東京都の選手に授与。鹿児島は天皇・皇后杯ともに2位だった。51年ぶりに開かれ、「国体」として最後となる鹿児島大会は11日間の幕を閉じた。
 オープニングプログラムは午後1時スタート、フィールド司会は宮下純一さん=鹿児島市出身、北京五輪競泳銅メダリスト=が務めた。28~30日に開かれる「燃ゆる感動 かごしま大会(特別全国障害者スポーツ大会、障スポ)」のフライングディスク、車いすバスケットボール、スラロームの3競技の実演などがあった。
 式典は午後2時開幕。鹿児島を最後に47都道府県の選手団が、白波スタジアムに入場した。日本スポーツ協会の遠藤利明会長は「鹿児島国体の貴重な経験を今後に生かしてほしい」とあいさつ。スポーツ庁の室伏広治長官のあいさつは代読され「(来年は)国民体育大会から国民スポーツ大会へと生まれ変わる。新しい未来へバトンする特別な大会となった」と鹿児島大会をたたえた。
 国体は2024年に国民スポーツ大会(国スポ)と改称、佐賀県で開かれる。
 炬火(きょか)は、障スポの県代表選手に引き継がれた。
 閉会後、鹿児島県選手団は退場口で全国からの選手団を見送った。

【男女総合成績】
①東 京 都 2474.5
②鹿児島県 2161.25
③大 阪 府 1797
④愛 知 県 1663.25
⑤埼 玉 県 1613
⑥神奈川県 1535.5
⑦福 岡 県 1456.5
⑧千 葉 県 1439

【女子総合成績】
①東 京 都 1420.5
②鹿児島県 1079.75
③大 阪 府 1020.5
④埼 玉 県  932
⑤兵 庫 県  917
⑥愛 知 県  908.25
⑦千 葉 県  847
⑧京 都 府  845

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