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介護のみらいラボ編集部コメント
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57年前の1966（昭和41）年。午後12時15分ごろ、鹿児島と宮崎の県境付近にある霧島国立公園の新燃岳上空にて映画007シリーズの5作目『007は二度死ぬ』（ルイス・ギルバート監督）のロケ中だったヘリコプター5機（全日空所属）のうち、2機が接触し、同岳南約5kmの山中に墜落。機体は大破し、乗員2名が重傷を追いました。
ロケ隊は霧島高原近くの林田温泉ホテルを基地に撮影を続け、この日は4機編隊で、この映画に登場する犯罪組織・スペクターの秘密基地があると設定された新燃岳の上空（高度300m）を飛行していました。
ところがJA90125機が真上に来た際、同機の脚が7053機の回転翼にぶつかり、両機はキリもみ状態となって墜落したのです。
ただちに残りのヘリ3機が墜落地点付近へと着陸。負傷した英国人カメラマンのジョージ・ジョーダンさんと、内山清文操縦士（27歳）を救い上げ、霧島労災病院（鹿児島県姶良郡牧園町＝現・霧島市）へと搬送。
ヘリ機体が大破するほどの墜落事故で死者が出なかったことは不幸中の幸いでした。ジョーダンさんは足、内山操縦士は頭部にそれぞれ重傷を負いましたが、いずれも一命を取り留めています。日本を舞台としたこの映画は翌67（昭和42）年6月に公開され、世界的に大ヒットしました。
参照 : 昭和41年9月27日付の読売新聞夕刊
文 ／ 高木圭介
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