【南九州市】若くして散った特攻隊員の思いに胸が熱くなる「知覧特攻平和会館」親子で行ってきました!

学生さんは待望の夏休みがスタートしましたね!鹿児島は梅雨明けも発表され、本格的な夏の始まりです。お楽しみも盛りだくさんの夏。でも、それ以外にも、日本には忘れてはならない大切な夏の日があります。それは、8月15日の終戦の日。

終戦から78年を経た現在、私たちの周りには、戦争を鮮明に伝えてくださる方々がほとんどいらっしゃらなくなりました。今の平和な日本があるのは、過去の出来事があってこそなのだと思います。この時期は、しっかりと平和について考えていきたいですね。
今回は、「知覧特攻平和会館」に親子で行ってきましたのでご紹介します!
※会館内で撮影できる場所は限られていますが、今回は取材のために特別に許可を頂いて撮影しています。

大きな「隼(はやぶさ)」がお出迎え

特攻平和会館に入るとまず目に飛び込んでくるのが、実物大の「隼」のレプリカ。2007年公開の映画「俺は、君のためにこそ死にに行く」に使われたものでとても精巧に作られています。

飛行機の後にうつる開聞岳は、知覧から特攻していく際に開聞岳が見え、見えなくなると覚悟が決まるという話があったことから一緒に展示されているそうです。
飛行機の周りには、整備士や仲間たちが見送る姿まで再現されています。どんな気持ちで、どんな表情で飛び立ったのかと胸が熱くなります。
パイロット養成の飛行学校だった場所が特攻基地になったことや、実際の場所の模型なども細かく展示されていました。

特攻隊員の想いを感じる

館内には、特攻隊員のご遺族の方々からご協力いただいた遺影や遺品が展示されています。隊員たちの肉筆から、戦争という出来事をより実際のこととして感じることができます。

館内の入り口近くには、海底から引き上げられた海軍の零式艦上戦闘機も展示されています。

知覧平和公園内は緑豊かでカフェもあります

「知覧特攻平和会館」のある知覧平和公園は、広い駐車場も整備されています。桜の名所としても有名で、映画「俺は、君のためにこそ死にに行く」で使われたことでも知られています。夏の時期は緑豊かでとっても綺麗。休憩できるできるカフェもあります。

その他にも、公園には三角兵舎、特攻機のレプリカ、銅像など見どころがたくさんあります。

今回は、小学6年の娘と一緒に行きました。口数は多くありませんでしたが、何か思うことがあったのではないかと感じました。
第二次世界大戦末期の沖縄戦において、爆弾を積んだ飛行機で敵艦に体当たりをするという攻撃をしなければいけなかった日本。そのことに誇りと使命感をもって飛び立った若き隊員。それを見送る仲間や家族。そして、現在の自分の立場で想像しやすい「母親」の胸の内。家族への手紙の中に、母親への言葉もたくさん出てきました。想像を絶する世界が過去にあったことを、私たちは忘れてはならないと強く感じました。

7月22日からは、「〜学徒出陣80年〜 学鷲の軌跡」という企画展も始まっています。
https://mrs.living.jp/kagoshima/a_topics/topics/5189219

平和な今に感謝し、戦争を繰り返さないように願いたいと思います。
ぜひこの機会に、大切な人と一緒に知覧を訪れてみてください。

◆知覧特攻平和会館◆
□住所:鹿児島県南九州市知覧町郡17881
□電話:0993-83-2525
□開館時間:9:00~17:00(入館16:30まで)
URL:https://www.chiran-tokkou.jp/

※記事に掲載した内容は公開日時点または取材時の情報です。変更さ

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