【鹿児島県 2022年版】 秋の絶景・風物詩6選 紅葉が錦織りなす東洋のナイアガラ

 秋が深まり、気持ちもゆったり。旅をしたい気分が高まってきました。

 紅葉や秋祭り、収穫のよろこびなど、日本にはたくさんの美しい秋の絶景・風物詩があります。

 そんな「秋の絶景」を集めた「いつか行きたい! 『日本にしかない風景』再発見」2021年秋篇に、新たな景色を追加して、2022年版をお届けします。

 四季があり、自然の移ろいを感じられる日本。各エリアの観光の達人が選ぶ、その地に息づく秋の景色をお楽しみください。

» 日本の隠れ絶景・風物詩リスト


◆曽木の滝公園

曽木の滝公園。写真協力:伊佐市役所地域振興課

 千畳岩の岩肌を豪快に流れる滝水と、轟音が迫力満点な曽木の滝。この滝が流れる曽木の滝公園は四季の彩りが美しく、秋には鮮やかな紅葉と滝のコラボレーションが堪能できる。

「滝幅210メートル、高さ12メートルと日本一の大きさを誇る曽木の滝は、『東洋のナイアガラ』と言われるほど、圧巻の迫力です。

 曽木の滝がある伊佐市は気温差が大きい内陸にあるため、色鮮やかな紅葉を見せます。紅葉したモミジやイチョウの葉が滝水の流れに浮かび上がる様子は、ついつい写真を撮りたくなる光景です」(鹿児島県観光連盟 国内誘致部 清水美千代さん)

※見ごろの時期: 11月下旬~12月上旬

曽木の滝公園(そぎのたきこうえん)

所在地 鹿児島県伊佐市大口宮人628-41
https://soginotaki.kagoshima.jp/soginotaki

◆千本イチョウ

千本イチョウ。

 1,200本以上のイチョウが植えられた垂水千本イチョウ園は、黄金の楽園ともいわれる垂水を代表する紅葉の名所。

 シーズンを迎えると辺りは一面黄金色に染まり、まるで映画の世界に足を踏み入れたかのような景色が広がる。

「園主が奥様と二人三脚で荒れ果てた山を開墾され、40年以上の歳月をかけて作り上げられました。

 毎年イチョウの色づく時期に合わせて『千本イチョウ祭り』が開催され、夜間のライトアップやイベントが行われます」(桑原さん)

千本イチョウ(せんぼんイチョウ)

所在地 鹿児島県垂水市新御堂
https://www.city.tarumizu.lg.jp/kanko/koi/miryoku/meisho/senbon.html

◆不動山 青隆寺

不動山 青隆寺。

 不動山 青隆寺は平成2年に開山された真言宗の寺院。標高約300メートルの山中にあり、約3万坪の敷地には僧侶により作庭された美しい日本庭園が広がっている。

「秋になると100本を超えるもみじが美しく紅葉します。

 また、僧侶の手により描かれた鮮やかで細やかな花々がとても美しい本堂をはじめとした諸堂は、まるで美術館のように訪れる人を楽しませてくれます」(桑原さん)

不動山 青隆寺(ふどうさん せいりゅうじ)

所在地 鹿児島県指宿市小牧1874-9
https://seiryuji.org/

◆いずみマチ・テラス

いずみマチ・テラス。

 いずみマチ・テラスは、出水市の各地を竹灯篭で彩る光の祭典。竹林面積日本一を誇る北薩地区ならではの、竹灯篭55,000本を使用したさまざまな作品が展示される。

「コンテスト作品の展示や出水麓の武家屋敷などが、竹灯篭で幻想的に彩られます。

 ギネス世界記録にも挑戦し、『最も長い竹灯篭の列』および『最も大きい竹製ランタンの展示』として2冠認定されました」(桑原さん)

※2022年は10月29(土)~10月31日(月)に開催予定。規模縮小の為、出水の麓・武家屋敷だけで開催予定。新型コロナウイルスの感染状況によっては中止の可能性あり。

いずみマチ・テラス

所在地 鹿児島県出水市麓町
http://izumimachiterrace.com/

◆紫尾温泉

紫尾温泉。

 紫尾神社の社殿の下から、自然に湧き出る温泉を源泉とする紫尾温泉。「神の湯」とも呼ばれるこの温泉を囲むように旅館が立ち並ぶ紫尾温泉郷では、「あおし柿」という古くからの風習が残っており、秋の風物詩として知られている。

「毎年秋になると紫尾では、渋柿を温泉に一晩つけて柿の渋を抜く、あおし柿が行われます。

 あおし柿をした柿は、ほんのり硫黄の香りがしてとても甘くて美味。紫尾区営大衆浴場軒先の柿専用浴槽に柿入りの袋が並ぶ光景を見ると、秋の訪れを感じます」(桑原さん)

紫尾温泉(しびおんせん)

所在地 鹿児島県薩摩郡さつま町紫尾
https://www.kagoshima-kankou.com/s/spot/10926/

◆吾平山上陵

吾平山上陵。

 鹿児島県の神代三山陵のひとつである吾平山上陵は、全国でも珍しい岩屋の陵(塚墓)で、神武天皇の父君と母君のもの。

 秋になると、500メートルほど続く参道の木々の葉が色づき、川のせせらぎとあわせて神々しい雰囲気を醸し出す。

「伊勢神宮に似ていることから『小伊勢』とも呼ばれており、パワースポットでもあります。紅葉の時期に、心清らかになるような景観を眺めに訪れたい場所です」(桑原さん)

吾平山上陵(あいらさんりょう)

所在地 鹿児島県鹿屋市吾平町上名
https://www.kagoshima-kankou.com/guide/10353/

【協力】鹿児島県観光連盟

【公式】鹿児島県観光サイト かごしまの旅
鹿児島県の公式観光・旅行情報サイト。鹿児島には、世界遺産や歴史スポット、桜島、温泉、魅力ある島々など見どころがいっぱい!特集、モデルコース、観光スポット、体験、イベント、グルメ・お土産、動画、宿泊、アクセスなど旅に役立つ情報が満載です。

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