〈関連〉生イチゴかき氷を食べる子どもたち=志布志市の志布志保育園
鶴田農園の「生イチゴかき氷」
鹿児島県志布志市有明町伊崎田の鶴田農園は廃棄イチゴを出さないよう、冷凍イチゴをかき氷にして夏に提供している。同農園の鶴田二雄さん(66)は「捨てるイチゴがなくなり、栽培・収穫期以外に仕事ができる。子どもたちに夏のイチゴを味わってほしい」と話す。
25年栽培する鶴田さんは、形や大きさがふぞろいで商品にならない実を有効活用できないか試行錯誤。イチゴは水分が多く氷が張りやすいが、風味が失われないようにする独自の冷凍方法を編み出した。
5年前から冷凍イチゴだけを削り、自家製ジャムをかけた「生イチゴかき氷」として農園や催しで9月末ごろまで販売している。
8月25日は地元の子どもたちに味わってもらおうと、志布志保育園をキッチンカーで初訪問。練乳を提供した志布志子ども食堂(田浦天志代表)と共に園児約70人に振る舞った。
「楽しんでくれて何より」と鶴田さん。一木七歩ちゃん(5)は「甘くておいしい。ママと食べたい」と笑顔を見せた。
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