シカ出迎える浜 海開き 周囲4キロの無人島に百数十頭、ルーツは馬毛島のマゲシカ? 阿久根大島

2022/07/10 13:30

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シカとの触れあいを楽しむ行楽客=阿久根市沖の阿久根大島

 鹿児島県阿久根市沖の阿久根大島海水浴場が海開きした。島内に生息するシカも砂浜に姿を見せ、渡し船で上陸した行楽客を出迎えた。
 阿久根大島は周囲約4キロの無人島。2日、海開き前に島内の神社で安全祈願があり、市議や市職員ら約40人が出席した。シーズンを待ちかねた大学生や家族連れらが歓声を上げて波と戯れた。
 同島には大正時代、西之表市馬毛島のマゲシカが放牧されたとされ、現在百数十頭が生息。友人と来た鹿児島市の会社員黒木美月さん(21)は「海岸でかわいいシカを見たのは初めて」と喜んだ。
 阿久根新港から渡し船で約10分。市内の脇本、大川島海水浴場も同日海開きした。

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