ツクシガモ仲良く越冬 今季は15羽飛来「これほど多数は初めて」 南さつま・大浦干拓

干拓地を移動するツクシガモの群れ=24日、南さつま市大浦町

 干拓地を移動するツクシガモの群れ=24日、南さつま市大浦町

ツクシガモ(資料写真)

 ツクシガモ(資料写真)

 鹿児島県南さつま市大浦町の大浦干拓に、カモ科の野鳥ツクシガモが群れで飛来している。野鳥愛好家の橋口一郎さん(70)=同市笠沙町片浦=によると、例年は1、2羽。今季は12月下旬までに最大15羽を確認した。仲良く冬を過ごしている。
 カモの中では大型で全長60センチほど。頭部が黒く、白毛の体に茶や黒の模様がある。同干拓には11月ごろから3月ごろまで滞在する。
 田んぼから田んぼへ群れで移動し、餌をついばんでいる。20年観察を続ける橋口さんは「これほど多数見るのは初めて。理由は分からないが、うれしい光景」と話した。

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