パリで「本格焼酎・泡盛」のコンクール開催-日本酒や日本産ウイスキーに続き関心高まる

Kura Master運営委員会は、 5月22日にフランス・パリにて「Kura Master日本酒コンクール」と同時開催された「Kura Master本格焼酎・泡盛コンクール2023」の結果を発表した。

フランスでは近年、日本産ウイスキーの人気を筆頭に、和製テイストのジンやリキュールへの注目が高まっており、同コンクールを通して、まだ知名度の低い本格焼酎・泡盛への関心を高めることが期待されている。

今年で3回目となる同コンクールでは、バーマンやカーヴィストなどフランス飲食業界で活躍するプロフェッショナルが審査員を務めた。審査委員長のクリストフ・ダヴォワンヌ氏を含む M.O.F(フランス国家最優秀職人章)の称号取得者2名、ペニンシュラホテルのシェフバーマンら38名の審査員が、ブラインドによるテイスティング審査を行った。

審査委員長であるダヴォワンヌ氏は、「本当にうっとりするような、驚くべき出品酒を審査することができました。コンクールの場を通じてバーマンやソムリエたちと再会し、完璧な運営と最良の環境の元で出品酒を試飲することが叶いました。早くまた日本を訪問し、蔵元様や生産者様とお会いして、審査員たちにも素晴らしい日本の酒文化を発見してもらいたいです」とコメント。

なお、8月28日に在フランス日本国大使公邸で行われる授賞式では、プラチナ賞に選出された出品酒の中から、ダヴォワンヌ氏が選出した「プレジデント賞」1銘柄が発表される。今回の受賞酒は以下の通り。

審査員賞(各カテゴリーのトップ)受賞酒全8銘柄

芋部門 鹿児島県:さつま無双株式会社 「もぐら 群青」

米部門 熊本県:メルシャン株式会社 「米芳醇」

麦部門  宮崎県:柳田酒造合名会社 「青鹿毛」

黒糖部門 鹿児島県:沖永良部酒造株式会社 「稲乃露」

泡盛部門 沖縄県:有限会社 八重泉酒造 「島うらら」

バラエティー部門 カンボジア:クマエ蒸留株式会社 「バナナリキュール」

樽貯蔵部門 福岡県:株式会社紅乙女酒造 「紅乙女樽FRENCH OAK 長期貯蔵」

プレステージ コウジスピリッツ部門 カンボジア:クマエ蒸留株式会社 「キャッサバスピリッツ(白)」

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