マイナポイント事業、カード申請期限を年末まで延長へ 総務相が表明

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マイナンバーカードのイメージ=総務省提供

寺田稔総務相は20日の閣議後会見で、マイナンバーカードの新規取得によって最大2万円分のマイナポイントが得られる制度について、カードの申請を12月末まで延ばすと発表した。今月末が期限だった。足元の申請件数は人口の50%を超えたところ。延長して申請件数を伸ばす狙いがある。

 マイナポイントはカードを普及させるために政府が進めている事業だ。今年6月末には「第2弾」の事業を本格的に開始。カードを新たに取得すると、最大5千円分、健康保険証としての利用登録や金融機関の口座とのひもづけで、それぞれ7500円分のポイントを受け取れる。

 政府はカードについて、「来年3月末をめどに、ほぼ全国民に行き渡らせる」という目標を掲げている。寺田氏はこの日の会見で、運転免許証の保有者数が8千万人を超えることを挙げ、「申請件数の上積みを図り、(運転免許証の数字を)年内に達成していきたい」と述べた。(中島嘉克)

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