一番人気は「克灰袋」デザインのバッグ リアルなドカ灰が”広報支援” 桜島グッズの人気急上昇〈鹿児島国体〉

鹿児島市のPRブースでマグニョンぬいぐるみを買い求める来場者=13日、鹿児島市の鴨池公園

 鹿児島市のPRブースでマグニョンぬいぐるみを買い求める来場者=13日、鹿児島市の鴨池公園

 鹿児島国体への来場者をもてなし、県産品をPRする鴨池公園(鹿児島市)の「ぐりぶー広場」で、桜島や火山灰をモチーフにした商品の売れ行きが好調だ。市の広報ブースは県内外の選手・関係者でにぎわっている。
 特に人気なのは、克灰(こくはい)袋をデザインしたトートバッグなどの小物と、市PRキャラクター「マグニョン」のぬいぐるみという。桜島が連日ドカ灰を降らせる中、市内が会場となっている競技の優勝者にマグニョンが贈られていることで関心が高まったようだ。
 一部グッズを製造販売する西日本印刷(同市)の植村秀一代表(58)は「火山灰とうまく付き合っていくのは鹿児島の文化。ぜひ県外の人にも知ってほしい」と話す。植村さんから火山灰について説明を受けた県外選手は思わず「へー(灰)!」。
 ◇克灰袋とは
 桜島の降灰を捨てる際に使う専用のポリ袋。鹿児島市が1985(昭和60)年に「降灰袋」の名前で配布を始めた。91年に「積極的に降灰を克服する」意味を込め、現在の名前に変わった。捨てる際は、一般のごみステーションではなく、「降灰指定置き場」を利用するのが決まりだ。「へー(灰)!」

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