九州ワーストの空き家率 利活用策を提案した学生らを県が表彰

imageimage

空き家率が九州でワーストの鹿児島。若い世代に関心を持ってほしいと学生に空き家の利活用策を募集するコンペが開かれ、優秀な提案をした学生が県の表彰を受けた。
空き家の利活用についてアイデアを出す学生コンペで、最優秀賞に選ばれたのは、鹿児島大学の「かごだんSTEP展開プロジェクト」だ。鹿児島市の西郷団地の空き家を地域住民が集う交流拠点施設に改修することを提案し、実現性が高いと評価された。
また、優秀賞には霧島市の空き家を子ども向けのワークショップ空間などに改修するアイデアを出した第一工科大学が選ばれた。
(最優秀賞 かごだんSTEP展開プロジェクト(鹿児島大学)井尻 敬天さん)
「人口減少の中で少しでも子どもたちにこの地域が心に残る場にすべきではないかといきついて交流の拠点施設だけでなく子どもたちの場にしようという話になった」
県内の空き家は16万7000戸、空き家率は19%で九州でワースト1位。このうち放置されたままなど、いわゆる利用目的のない空き家は10万5200戸で、空き家率は全国ワースト2位だ。
今回のコンペで最優秀賞に輝いた鹿児島大学のアイデアについて、県は助成金を出し来年度から実現に向けて動き出すという。

コメント