4.85メートルの巨人・弥五郎どん、勇壮に浜下り 高架橋下の難所で“大技”決める 曽於

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大勢の観衆が見守る中、浜下りに出発する弥五郎どん=3日、曽於市大隅町岩川

高架橋をくぐる際に体をのけ反らせる、名物“イナバウアー”=3日、曽於市大隅町岩川

高架橋をくぐる際に体をのけ反らせる、名物“イナバウアー”=3日、曽於市大隅町岩川

市街地を練り歩く弥五郎どん=3日、曽於市大隅町岩川

市街地を練り歩く弥五郎どん=3日、曽於市大隅町岩川

 

大勢の観衆が見守る中、浜下りに出発する弥五郎どん=3日、曽於市大隅町岩川

鹿児島県曽於市大隅にある岩川八幡神社の秋の例祭「弥五郎どん祭り」が3日、3年ぶりに開かれた。身の丈4.85メートルの大男が市街地を練り歩く勇壮な浜下りに、大勢の観客が沸いた。
午前1時、触れ太鼓の合図とともに竹で編まれた弥五郎どんの組み立てを開始。午後1時、浜下りが始まり、鳥居をくぐった弥五郎どんが沿道に姿を現すと、待ち構えた人々から歓声が上がった。高架橋の下をくぐる場面では、かたずを飲んで見守った見物人が拍手を送った。
同市財部の吉村洋子さん(69)は「岩川のまちが祭り一色に染まった、いい一日だった」と楽しんだ。神社周辺では武道大会や芸能大会なども開催。地域活性化に一役買おうと、岩川小学校6年生が業者と協働で開発した弁当「やごべん」は用意した100個が瞬く間に売り切れた。
弥五郎どん祭りは県無形民俗文化財で、2019年に国選択無形民俗文化財に選ばれた。毎年開かれてきたが、新型コロナウイルス感染防止のため2年続けて中止となっていた。

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