鹿児島の市町村民所得 最高は鹿児島市の280万円 増加率トップは十島村 理由は? 県統計協会推計

2022/04/01 14:58

image

 鹿児島県統計協会は31日、2019年度の市町村民所得の推計を発表した。前年度からの1人当たりの増加率トップは十島村の23.1%だった。海底光ファイバー整備や防災行政無線のデジタル化が押し上げた。推計額の最高は鹿児島市の280万5000円、最低は三島村の109万8000円。
 1人当たりの推計額が増加したのは43市町村のうち、26市町村。増加率が十島村の次に高かったのは三島村の11.7%。船舶修理代の減少などが要因。錦江町3.9%、東串良町と与論町3.1%と続いた。最も減少率が高かったのは、さつま町の7.8%で、立地企業の所得減少が響いた。
 県全体の1人当たりの推計額(255万8000円)を市町村別で上回ったのは鹿児島、薩摩川内、霧島、志布志、さつま、長島、大崎、南種子、宇検の9市町村。一方、推計額の70%以上80%未満が十島村と天城町、70%未満が三島村と伊仙町だった。

image

【表】鹿児島県の2019年度市町村民所得。1人当たり所得の県平均を上回ったのは、鹿児島、薩摩川内、霧島、志布志、さつま、長島、大崎、南種子、宇検の9市町村

コメント