若者向けに開発した本格芋焼酎「#フロムゼロ」をPRする南九州酒販の古市美由紀さん(中央)ら=8日、鹿児島市の南日本新聞社
南九州酒販(鹿児島市)の女性社員有志6人が焼酎販路拡大のために立ち上げたプロジェクト「From0(フロムゼロ)」が、新しい本格芋焼酎を開発した。焼酎になじみのない若い世代などをターゲットに据える。22日から県内外で販売を始める。
商品名は「#フロムゼロ」。開発には社員のほか、交流サイト(SNS)で募集した女性消費者30人が参加した。オガタマ酒造(薩摩川内市)の協力を得て焼き芋、ジョイホワイト、紫芋をそれぞれ原料とする本格芋焼酎をブレンドした。深みがありつつも、まろやかで飲みやすい味に仕上げた。お薦めの飲み方はソーダ割りという。
プロジェクトリーダーの古市美由紀さん(48)は「消費者の意見をダイレクトに取り入れた焼酎ができた。酒販業者として蔵元と消費者をつなぐ役割を改めて実感した」と話した。
第1弾は22日に1000本。9月21日に第2弾でさらに1000本の計2000本を出荷する。アルコール度数25度。720ミリリットル、希望小売価格1760円。同社=099(269)9555。
コメント