屋久島空港 ジェット機就航へ滑走路延伸 1500から2000メートルに 鹿児島県、23年度に基本設計へ

屋久島空港

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屋久島の縄文杉

 屋久島の縄文杉

 鹿児島県は9日、屋久島空港(屋久島町)のジェット機就航に向けた滑走路延伸について、2023年度に滑走路の基本設計を作成する考えを明らかにした。同年度中に事業化に必要な環境影響評価(アセスメント)の手続きも終える予定。
 延伸は現在の滑走路(1500メートル)をジェット機が発着可能な2000メートルにする。県は環境アセス手続きで今年9~10月、航空機の運航などによる大気や動植物への影響に関する調査や予測、評価を記載した準備書の縦覧を実施。寄せられた意見などに対する県の見解をまとめ、23年度の「評価書」公告縦覧を目指す。
 県港湾空港課によると、国への空港施設の変更許可申請には基本設計のほか、用地取得への地権者の同意が必要。11月末現在、地権者の約9割から同意を得ている。
 また、県と屋久島町による今年8月の要望活動では航空会社側から「課題はあるが、前向きに検討したい」といった意見が出たという。

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