懐かしの南薩線や未来の鉄道も 枕崎市で「果ての鉄道展」開催 鹿児島県

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鉄道が走る南薩の魅力に触れてもらおうと、鹿児島県枕崎市の南溟館で企画展が始まりました。
「果ての鉄道展」は、JR指宿枕崎線の全線開業60周年と、JR枕崎駅舎の完成10周年を記念した企画展です。枕崎駅の駅舎や肥薩おれんじ鉄道のロゴのデザインを担当した、建築家でデザイナーの川西康之さんが監修しました。
昔を紹介するエリアには、1984年に廃線となった南薩線で実際に使われた、行先表や列車のヘッドマークも飾られています。
(来場者)
「加世田駅から南薩線に乗っていた。廃線になると聞いて、加世田から鹿児島まで行き、指宿を通って加世田まで帰った。今見て懐かしく思う」
「どんどん廃線になるかもと言われているから、そのことを知るためにもこれを見ないとと思った」
(レポーター)「未来のエリアには、鹿児島の高校生が鉄道と駅を中心にイメージした、未来の街の模型が展示されています」
この未来の街の模型は、川西さんがラ・サール学園の鉄道研究会の生徒らと、指宿枕崎線の残すべきところや変えるべきところについて意見を出し合い、制作しました。
(建築家・デザイナー 川西康之さん)「枕崎に鉄道があるのは貴重なこと。これを活かしつつ現実をみながらテクノロジーを使って未来を作る、そういった機会になればうれしい」
「果ての鉄道展」は、南溟館で10月31日まで開かれます。料金は、一般が800円、高校・大学生が600円、中学生以下は無料です。

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