指宿枕崎線「在り方協議」 JR九州、沿線自治体と

JR指宿枕崎線の指宿駅=2022年9月、鹿児島県指宿市

 JR九州の古宮洋二社長は30日の記者会見で、利用客が少ない指宿枕崎線(鹿児島県)の指宿―枕崎間について、県や沿線自治体と将来の「在り方」の協議を進める方針を表明した。「存続か廃止かの前提を置かずに未来志向で議論したい」と述べた。同社は会議体設置を向けた調整を近く始める考えだ。

 古宮氏は、10月に運用が始まった地方鉄道の存廃を協議する国の「再構築協議会」の枠組みにこだわらないと説明。「出口、手続き論はさまざまだ。今後のローカル線をどうするか、議論のための議論を始める」と述べた。

 指宿―枕崎間は、2022年度の1日の平均通過人員が220人だった。

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