戦後78年 特攻の町・知覧から平和願いメッセージを発信! 鹿児島・南九州市

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太平洋戦争末期、多くの若者が特攻隊として飛び立った鹿児島県南九州市知覧町で15日、平和を願う恒例のスピーチコンテストが開かれました。
これは、8月15日の終戦の日に合わせて毎年実施されている「平和へのメッセージfrom知覧」スピーチコンテストです。
2023年の8月15日は、全国から集まった2150点の作品の中から審査を通過した9人が平和へのメッセージを訴えました。
中学生の部で最優秀賞に輝いた、鹿児島大学教育学部附属中学校1年・泰田花愛(はな)さんは「私自身、将来教師になりたいという夢を持ち、努力している。もし、その夢を諦めろと言われたら、悔しくて涙が止まらないと断言できる。戦争は、未来を、幸せを、日常を、何もかもを奪っていったのだ」と熱弁をふるいました。
また、東京・成蹊高校2年の本田聖奈さんは、留学先のカナダでウクライナから避難していた女の子と出会ったことで戦争を身近に感じたといいます。
その本田さんは「遠い存在のような戦争と混沌は実際に起こっていることであり、見えにくいだけで少なからず私たちの生活に影響している。そして、戦争のない平和がかなわず、起こっている戦争に、我がことのように目を向け捉え続けるべきだと私は思う」というスピーチで、高校生の部最優秀賞を受賞しました。
終戦から78年。当時の人たちが抱いたであろう平和への願いは、今の若者にもしっかりと受け継がれているようでした。

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