春の訪れ告げるイワツツジ 1株を挿し木で増やし100本に 鹿児島市の民家

田中幸徳さん方で見頃を迎えたイワツツジ=5日、鹿児島市岡之原町

 田中幸徳さん方で見頃を迎えたイワツツジ=5日、鹿児島市岡之原町

 鹿児島市岡之原町の田中幸徳さん(80)方で、春の訪れを告げるイワツツジの花が見頃を迎えた。雨が降らなければ、10日前後に満開となりそうだ。
 約2000平方メートルの庭に、100本ほどが植えられている。幸徳さんが高校生のころ、木市で父親から買ってもらった1株を挿し木で増やしていったという。五分咲きとなった5日は、メジロが花の蜜を吸いに来る様子を妻アキエさん(77)と眺め、「毎朝にぎやかなさえずりを聞くのが生きがい。見に来た人にも楽しんでもらえれば」と話した。
 例年、見学者に庭を開放しており、県内各地から写真愛好家らが訪れるという。緑丘中学校近くの南国交通「農協前」バス停近く。

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