有事などで利用の県内8候補地 鹿児島県「さらに広がる可能性」[

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国は、防衛力強化に向けて民間の空港や港を自衛隊などが、普段から使えるように整備する方針で、鹿児島県内の施設も8か所が候補地に挙がっています。その候補地が今後、増える可能性があることが明らかになりました。
(自民党 柴立鉄平県議)「どんどん指定が広がる可能性は」
(県の担当者)「今後検討を進める中で、いろんな港湾が検討の候補となる可能性はあると国から聞いている」
国は、有事の際などを想定して、自衛隊と海上保安庁が普段から訓練などに利用できるよう、全国の空港と港を「特定利用空港・港湾」として整備する方針です。
鹿児島県によりますと、国は南西諸島での有事の可能性を想定し、県内ではあわせて8か所を候補に挙げています。鹿児島空港や川内港などが避難住民の受け入れ先、西之表港や名瀬港などが部隊を展開する拠点などとしています。
15日の県議会で、県は、候補地が今後、さらに増える可能性があると説明しました。県議からは…。
(共産党 平良行雄県議)「米軍も合わせて使う形になってくると思う。県内の安全、命が非常に脅かされる状況が発生しないか気になる」
(公明党 松田浩孝県議)「なぜここが選ばれたか分からない。市町村に説明もない」
(安原達 土木部長)「昨今のさまざまな県民の不安も重々承知している。あらゆる観点から疑問を書き連ねて国にぶつけているところ」
県は今後、国と協議を進め、候補地の指定に合意するか対応を考える方針です。

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