霧島酒造が建設するサツマイモの種苗生産施設の完成イメージ
焼酎大手の霧島酒造(宮崎県都城市)は6日、サツマイモの種苗生産を始めると発表した。サツマイモの実が腐る伝染病の流行で焼酎原料の確保が難しくなっており、感染していない苗を供給し契約農家の安定的な生産を支援するのが狙いだ。大手焼酎メーカーでは珍しい取り組みという。
種苗生産の施設を都城市の焼酎製造工場の近くに建てる。既に建設工事に入っており、9月に稼働させる。総工費は約14億円。記者会見した江夏順行社長は「生産農家は運命共同体だ。一致団結して難局を乗り越えたい」と述べた。
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