「ゴルフの力で霧島を元気に」 地元企業のアイデアで初のプロアマ戦開催

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2021/12/14 20:44

九州プロゴルフ研修会の吉村金八会長(右)や青木香奈子選手(右から2人目、フェニックス)と同じ組で回るアマ部門選手の記念撮影=9日、霧島市牧園の霧島ゴルフクラブ

九州プロゴルフ研修会の吉村金八会長(右)や青木香奈子選手(右から2人目、フェニックス)と同じ組で回るアマ部門選手の記念撮影=9日、霧島市牧園の霧島ゴルフクラブ

 「ゴルフ力」で霧島を元気にしようと「きばっど霧島 第1回霧島オープンプロ・アマゴルフトーナメント」(鹿児島県プロゴルフ研修会主催)が9日、霧島市牧園町高千穂の霧島ゴルフクラブ(霧島GC)であった。プロ・アマ各48人の計96人が快晴の冬空の下、プレー。発起人の製茶業者は「地域の大会として根付いてほしい」と願いを託す。
 西製茶工場(同市牧園町万膳)の西利実社長(46)が夏に霧島GCを利用した際、客の少なさが気になったのがきっかけ。クラブ側にプロアマ戦を持ちかけた。県プロゴルフ研修会の中園貴之会長(47)らが動き、賞金総額300万円の大会にこぎつけた。特別協賛の西製茶工場のほか、地元中心に13業者が協賛する。
 プロ、アマ2人ずつ4人一組でラウンド。18ホールのストロークプレーで競った。
 プロ部門には九州プロゴルフ研修会の吉村金八会長はじめ、地元出身で活躍する青木尉選手(福岡センチュリー)、皆吉愛寿香選手(鹿児島高牧CC)らが参加。福永光伸選手(UMKテレビ宮崎)が制した。
 協賛社推薦の一般応募で集めたアマ部門は、10月の第51回南日本ゴルフ選手権大会で初優勝した有薗純選手(霧島GC所属、開陽高1年)がトップに立った。
 西社長は「行政や地元企業との輪を広げ、できれば長く続けたい。観光やレジャーに効果が広がればいい」。霧島GCの佐々木浩司支配人は「2023年の地元国体のゴルフ会場にもなっている中の後押しがありがたい」と話す。

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