肥薩線いさぶろう・しんぺい号 運行終了前に特別な体験「よく頑張った」「泣きそう」鹿児島

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JR肥薩線を走っていた観光列車「いさぶろう・しんぺい号」は、新しい観光列車に生まれ変わるため、来月でラストランを迎えることになり、18日、鹿児島市で見学会が開かれました。
18日朝、JR九州の車両センターにカメラを手に集まった人たち。お目当ては、重厚感とレトロ感のある、えんじ色の車両が特徴の観光列車「いさぶろう・しんぺい号」です。
いさぶろう・しんぺい号は、2004年に肥薩線の吉松・人吉間などで運行を開始。「日本三大車窓」と呼ばれる霧島連山などの絶景が人気でしたが、2020年の豪雨災害の後は運休していました。
現在は、九州各地でツアー列車として走り、来年春に博多と別府を結ぶ新たな観光列車に生まれ変わります。
来月のラストランを前に、18日の見学会には県内外から21人が参加し、普段立ち入ることができない乗務員室などを見学しました。
(鹿児島市内から)「特別な感じがして楽しい」
(兵庫から)「母と2人旅でこの車両に乗った。もう触られないと思ったら、泣きそうになって。よく頑張ったなと」
さらに、車内アナウンスの体験も…。
(東京から)「本日はJR九州をご利用くださいまして、ありがとうございます。この電車は、吉松行きの観光列車いさぶろう号です」
「(拍手)すばらしい!」
(鹿児島中央駅・杉谷昌紀駅長)「皆さんの喜ぶ顔を見られてうれしい。大変お疲れさまでしたと言いたい」
県内を走るのはあす19日のツアー運行が最後で、来月4日に福岡県でラストランを迎えます。

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