物価2%目標未達なら賃上げ3%でも緩和継続が当然=黒田日銀総裁

image

日銀の黒田東彦総裁は6日の衆院財務金融委員会で物価が2%の目標を達成しない場合、3%の賃上げを実現しても現行の「金融緩和を続けるのが当然」と述べた。写真は2019年12月、東京の日銀本店で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 6日 ロイター] – 日銀の黒田東彦総裁は6日の衆院財務金融委員会で物価が2%の目標を達成しない場合、3%の賃上げを実現しても現行の「金融緩和を続けるのが当然」と述べた。米山隆一委員(立憲)への答弁。

黒田氏は2%の物価目標を安定的に持続できる状態が実現できれば日銀が現行の金融政策から引き締め方向の「出口政策を検討することになる」とも述べた。

米山氏は日銀の2023年度の物価見通しは1.6%にとどまっているが、来年の春闘で3%の賃金上昇が実現できても、現行の緩和を続けるのかなどと質問した。

コメント