秘密の入口? 14メートル×170メートル…道路の中央に巨大建造物出現 鹿児島市

鹿児島東西道路の整備に伴い、中洲通りに設置が進む「防音ハウス」=12月29日、鹿児島市上之園町

 鹿児島東西道路の整備に伴い、中洲通りに設置が進む「防音ハウス」=12月29日、鹿児島市上之園町

別アングルの写真で見る中洲通りの中央部分を使って進む工事の様子=12月29日、鹿児島市上之園町

 別アングルの写真で見る中洲通りの中央部分を使って進む工事の様子=12月29日、鹿児島市上之園町

工事の騒音対策のため設置が進められる「防音ハウス」=29日、鹿児島市の中洲通り

 工事の騒音対策のため設置が進められる「防音ハウス」=29日、鹿児島市の中洲通り

 路上に巨大コンテナ?-。鹿児島市で国が進める鹿児島東西道路の整備で、中洲通りに設置中の「防音ハウス」だ。高さ14メートル、長さ170メートル、幅12メートルの仮設の建物で、昨年末までに5割程度が出来上がった。今年3月までに完成し、地下トンネル工事の土砂を大型ダンプカーに積む作業場として使われる。
 トンネルは下り専用で、鹿児島と甲南(仮称)の両インターチェンジを結ぶ延長2.3キロ。防音ハウスは掘削するシールドマシンの作業穴周辺を覆う。吸音材入りパネル製で、稼働時に生じる騒音を40%程度抑えるほか、土砂の飛散を防ぐ。
 鹿児島国道事務所によると、トンネル工事は来年度始まり、7、8年を要す。その間、ハウス内に土砂用のベルトコンベヤーなどを設け、1日当たり250〜300台のダンプカーが運び出す計画。同事務所は「地域の負担にならないよう意見を聞きながら工事を進めたい」としている。

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