行進やショーで大島紬の魅力をPR 奄美市で「紬の日のつどい」

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大島紬(つむぎ)の着物姿で商店街を行進する参加者=2024年1月5日午後2時18分、鹿児島県奄美市名瀬、神田和明撮影

大島紬(つむぎ)の魅力を発信する「紬の日のつどい」が5日、鹿児島県奄美市のアマホームPLAZA(市民交流センター)であった。参加者が紬の着物姿で商店街を行進し、ステージでは華やかなファッションショーで大島紬をアピールした。

 つどいは今年で46回目。行進には約150人が参加し、紬のPRを担う女性3人を先頭に商店街を練り歩いた。金子きよらさん(24)は「紬は軽くて着心地がいい。若い世代にもアピールしていきたい」と笑顔を見せた。ファッションショーは、伝統的な龍郷柄やあでやかな白い着物が披露された。

 安田壮平市長は「つどいが大島紬の魅力と価値を次世代につなぐ一つのきっかけになると期待する」とあいさつした。会場には機織りの体験コーナーや、紬の反物、小物販売などもあった。(奄美通信員・神田和明)

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