赤字のJR指宿枕崎線 JRが沿線自治体と「今後のあり方について」初会合

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赤字が続いているJR指宿枕崎線について、JR九州は25日、鹿児島県と沿線自治体と今後のあり方を話し合う会合を初めて開いたことを明らかにしました。
JR九州の古宮社長は25日の定例会見で、今月18日、赤字が続く指宿枕崎線について県と沿線の指宿市、南九州市、枕崎市の担当者が集まり、初めて会合を開いたことを明らかにしました。
指宿枕崎線は、鹿児島中央と枕崎を結ぶ路線です。このうち昨年度の指宿と枕崎の間の1キロあたりの1日平均乗客数は220人で、1987年度のJR九州発足当初の942人から8割弱、減少しています。
JR九州は、「存続や廃止といった前提を設けず、幅広い選択肢を示して、話し合いたい」としています。
(JR九州 古宮洋二社長)「いきなり廃止とかではなく、ローカル線にはそれぞれ特性がある。それに応じて私どもも考えていくし、地元も通勤通学の足なのか観光なのか、いろんな面でローカル線、地域の交通のあり方が決まっていくのではないか」
指宿枕崎線に関しては、今後も必要に応じて有識者も交えながら協議を続けるということです。

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