5日午後、鹿児島地方気象台は西日本や東日本では一番最後となる桜の満開を発表しました。
鹿児島では去年より4日遅く、3月24日の開花から12日かけての満開となります。
今年は各地で記録的に早い開花や満開となるなか、鹿児島で遅くなったのは温暖化が影響していると推測されています。
桜のつぼみは「休眠打破」といって、冬に入る前に成長を止めて冬の厳しい寒さにさらされると目を覚まします。
今年は冬に十分な冷え込みがなかったため、休眠打破がうまく効かなかった可能性があります。
鹿児島の桜は一本の木の中でも、すでに散って葉桜になっている部分とつぼみ状態の部分が混在していて、これまで8分咲きの満開基準に達していませんでした。
今後、温暖化が進むと、九州地方を中心にきれいに咲き誇る満開を見られずに桜シーズンが終わってしまうことが懸念されています。
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