鹿児島交通 路線バス減便など運行見直し

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 鹿児島交通の路線バスが、今年10月から、減便を含め運行が大幅に見直されることになった。
 20日県庁で、県のバス対策協議会が開かれた。協議会には県の交通政策課や各バス事業者が参加し、路線の維持などについて話し合われた。この中で、鹿児島交通から、今年10月より県内50の路線のうち23の路線について減便したいなどの申し出があり、協議会で承認された。
 減便などの見直しが決まったのは、鹿児島中央駅と姶良ニュータウン車庫を結ぶ路線、鹿児島駅から郡山、岳までを結ぶ路線など。 新型コロナウイルスにより利用者が減ったことや、原油価格の高騰、慢性的な運転手不足などが見直しの原因。
 県総合政策部の交通政策課滝澤朗課長は「民間バス事業者、地域の色々な交通資源があるので、総動員しながら地域におけるネットワークをしっかりと守っていくことを皆さんからのお知恵をいただきながら考えていきたい」と話した。
 鹿児島交通によると、ダイヤの変更や減便はあるものの、地域のコミュニティバスや、近くに代用できる路線があることから、利用者にほとんど影響はないとしている。

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