錦江湾にイルカはいるか?水族館が今年初調査 鹿児島

[05/17 19:38]

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MBCスクープ投稿に先月、届いた動画です。錦江湾をイルカの群れが泳いでいます。錦江湾に生息するイルカたち。その実態を調べようと、かごしま水族館が今年初めての調査を行いました。
桜島の港から船に乗り込んだのは、かごしま水族館の職員と一般から募集した子どもたち。錦江湾に生息するイルカの生態を調べることが目的です。
かごしま水族館では1999年からイルカの調査を行っています。これまでにミナミハンドウイルカ、ハンドウイルカ、ハセイルカの3種類のイルカが確認されていて、100頭以上が確認された年もあります。
今年も月に1度は船を出して調べる計画ですが、新型コロナの感染拡大や天候の影響で1度も実施できず、この日が今年初めての調査となりました。しかも調査に子どもたちが参加するのも初めてで、何とかイルカを見つけたいとまず、目撃情報が多い垂水市の道の駅たるみずの沿岸に向かいましたが・・・。
(柏木さん)「大きな海の中で小さなイルカを1頭探すのは結構大変」
実は今回の調査で期待されていたのは3種類のイルカだけではありません。
錦江湾では去年の暮れにくちさきが丸く、一般的なイルカのような大きな背びれがないのが特徴のイルカの仲間・スナメリの目撃情報が相次ぎました。
県内では南さつま市など東シナ海に面した地域では確認されていますが、錦江湾で公式に確認された例はまだありません。貴重な発見はなるのか?2か所目の垂水市の早咲大橋付近に移動して調査を始めた子どもたちが双眼鏡を握る手にも力が入ります。しかし、この日はイルカもスナメリも姿を確認できませんでした。
(柏木さん)「きょうは残念ながらいないかもしれないね」
(参加した子ども)「すごく楽しかった。また参加してみたい、イルカを見に」
相手は自然の生き物。見られなかったということも立派な調査結果だと柏木さんは話します。
(柏木さん)「続けることが大事なのでこれからも調査を続けて、錦江湾のイルカのことをもっと知ることができたら」
錦江湾のイルカの生態は?そしてスナメリはまだいるのか?かごしま水族館は来月以降も調査を続けることにしています。

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